2年くらい前から、
IPA(情報処理推進機構)の進める
「ITスキル標準」
なるものが気になって自社の社員(私も)を自己評価したりしているのだけど、
どうしても気になるのが
「ITSSは規模を前提にしている」
ということなのです。
たとえば、ソフトウェアデベロップメントの「レベル6」は
「管理する要員数がピーク時15名以上で構成される基本ソフト開発プロジェクトの開発責任者として、ソフトウェアエンジニアリング技術を活用し、プロジェクト全体のプログラム実装設計、運用、障害対策設計や、プログラム製造、評価、性能チューニングを行い、ソフトウェア開発を実施することができる」
とあり
文章同じでレベル5が「5名~15名」、レベル4が「5名未満」
とあります。
ITSSに準じたキャリアアップを技術者の「成功」とした場合、
その規模のその役割にはどのようにしたら辿り着けるのでしょう?
ITSSではそこまでは示唆してくれないし、
また規模を前提にしているということは
労働集約型の「人月商売」を前提にしているということではないか。
IT技術者とIT企業の目指すところはそればかりでしょうか。
などと秋の夜長に思ったりするのだけど、
そのテキストである「「ITスキル標準V3 2008 1部概要編」によると
「標準」といっても、自社のビジネス戦略の実現に必要な部分だけを参照すればよい。“全部を必ず使う”、“そのまま使う”という必要はない。」
とあります。
要するに
自分で考えろ。
ということか。
それでも広範囲に精巧に組み立てられた「標準」は
いろいろ考えるに充分な材料を与えてくれます。